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議論スレ

88 旭屋 [ 2012/06/03(Sun) 13:23 ]
>>84 >>85 ジグタビさん ミドリガニさん

ジグタビさんご提示の議論については最初の頃から目を通させていただいておりました。
大体のお話は、ミドリガニさんから出ているのですが。ひとまず >>85 のミドリガニさんのレスも踏まえて、2つほどお話させていただきたく思います。
えーとまず簡単な方から1点目。順番が前後しますがご容赦ください。



1.ミドリガニさんご提示の「2−5:ハンドアウト指定について」
おいらは特段、ミドリガニさんのお話を否定するつもりはありません。
が、挙げられている例示がいささか極端に過ぎ、また「ミドリガニさんご自身のPL能力」が勘案されて無いだろう点の補足がいるかと思い、先にこのお話を。

おいらはミドリガニさんとの同卓経験は極わずかでしかありませんが、ミドリガニさんの「RP能力」は間違いなく高い部類に入ると思っています。
で、ですね。実際問題「紙に書いて考えるより、実際RPをしていく中でキャラを作る方が楽」という方は実在するわけです。それこそミドリガニさんのように。
また
「実際キャラクターとしてどんなRPをしてきたかがゲームとして大事なのだから、RPとRPで得た結果はキャラクターシートにある"設定"よりも優先される」
という考え方があり、これに基づいて作られたシステムもあったりします(流石に商業ルールではありませんが)
が、例えばRPがおぼつかない人にとっては「ハンドアウト」こそ縋る最後の糸であったりするのもまた事実であります。

「最初にキャラクターさえ作っていれば」
「ハンドアウトさえしっかりしていれば」
「RPさえうまくいけば」
どれかじゃないんです、全部大事なんだ。

と旭屋は考えてます。
これを言ってしまうと続けるのが難しいんですが、やっぱりTRPGっていうのは「めぐり合わせの末の奇跡の産物」ではないでしょうか?
「たった一つの原因」「たった一つの要素」で成功したり失敗するようなものではない、とおもうのです。

で、さて中庸点にたっただけではなんなので、ふと考え付いた話をもう少し。
ミドリガニさんは、セッションの中断や休憩中、あるいはアフタープレイで「今日はどのシーンのRPがよかった」とかそういう雑談って始めませんか?
おいらは参加させていただいている夜2や妖精郷なんかで特にこういう話題になるんですけど。
「良かったしーんの、どこが具体的に良かったか」
「そういったRPの背景には何かあったのか?」
「そのシーン、RPを受けてキャラクターがどう変わったか」
そういった話をPL&GM混じりながらやる中で見えてくるキャラクターっていうのもあると思うんですね。
で、プレイヤーさんから「うちのキャラクターは〜かも知れない」という話があれば、それを積極的に手元にメモするなり、キャラクターシートへの反映をお願いするなり、とまあこういった形でできてくる「キャラクター」って言うのもあると思うんで、よければ今後の参考にしていただければ。
プレイが止まってるときにキャラクターの事考えられるって貴重なので、積極的に機会を設ける価値はあると思います。
(PLの思うとおりにPCの思考では動きようが無い、とか言う時でも上記の環境なら相談しやすいと思います)



2.ミドリガニさんご提示の「PL(PC)が推理小説における初歩的な行動すらしなかった点」
ミドリガニさんが「プレイヤーさんにもいろんな人が居る」、「推理小説の定番≠TRPGの定番」というお話をしてくれていますね。
これは、「推理ってプロセスを知らない人だって居るよ」って話にあたるわけですが。
おいらからは「推理モノを良く知っている人にしたって『推理って難しい』」という話を。

これからお話する例示は、ジグタビさんのお話のような「普通のセッションの中での推理の定番」ではないので、極例だと感じてしまうかもしれませんがひとまずご一読いただきたく。

これはオフラインのコンベンションの話になるんですけれど、
システムがまず「探偵物語」だったか、「放課後怪奇クラブ」だったか。
「推理モノをやります。『金田一少年の事件簿』のような事件をかんがえてます」とぶち上げての募集でした。
当然基本的に「推理の定番を知っている」もしくは「推理の定番を踏むことを前提にしている」人たちが多く参加すると想像していただけるとおもいます。
おいらはこの卓にPLで参加したわけですが、実はこのセッション「物語のクライマックス演出」に至ることなくシナリオが終了しました。
別に「推理のお約束」をやらなかったわけでも、NPC疑ってすすまなかったんでも無いんです。
「人間が『推理』というなれないことにかけるコストが高すぎた」んですね。

GMはベテランさんで手落ちはありませんでした。
PLがお約束に則って、躓きながらも着々と情報を揃え、情報が出揃ったら「情報は全部出した」事をGM宣言。
最初に「推理のヒントとして出す」と決めていたであろうポイントは、口を酸っぱくするほど繰り返し聞きました。
それでも推理で時間喰いまくって、真相には届いたもののRPする時間を残せなったんですね。

ジグタビさんの例からすれば、時間切れだ真相だというのは余事にすぎませんが
ここで重要なのは、
「GM側からすればみえみえの情報の優先順位・重要度」が「PLには判らない」という点です。
GMはPLの要求に応じて、事態を頭から整理してくれました。繰り返して聞かせてもくれました。
PLの質問にもNPCの口を借りるなどまどろっこしいことナシにかなり丁寧に教えてもらいました。

それでもPLは「わからない」もしくは「迷う」んですね。「情報の重要度が判らない」ために。
因みに旭屋は『これはありうる』と1つの可能性を30分くらい一人で抱え、悩み時間を潰しました
(結局それは真相だったわけですが)。

そこからあらためて今回の例を考えましておいらが思うのは1点。
「情報提示の方法にこだわりすぎた」のではないか? と



もちろんおいらは、見学などさせていただいておりませんし、また無謀にも今回のセッション関連だろう掲示板の類も一切見ておりません。
また、最初にジグタビさんの議論トピを見たときはかなりPLに対し確かに憤慨を覚え、未だその気持ちが冷めたわけでもありません。

ただそれでも。
「いろんな状況を勘案して、こういう考えに至った人も居る」という点はご納得いただきたく思い、長文を書かせていただきました。


最後までお読みいただきありがとうございます。長文乱筆失礼いたしました。


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