三島雅子
「この街を守るのは私たちの役目です」
クラス/レベル:ノーマル/5
性別:女 年齢:58
髪の色:黒 瞳の色:茶 肌の色:黄
現・鳴鐘市長として敏腕を振るう女傑。葛谷大学の経済学部で教鞭を取っていた教授で、また2人の子を持つ母であり主婦。
56才の時に当時の市長であった義父・三島源蔵が病に倒れ、その志を引き継ぐ形で出馬。義父が人気であったこともあり、当選した。
女性であるため、計画に対しても細やかな気遣いが見受けられ、市民からは人気がある。市庁舎を一般に広く開放したのも彼女の功績であり、高く評価されている。
穏やかながらも、義にそむく行為は嫌い、そのような行為をする者には厳罰を以って答える厳しさも持つ。
鳴鐘市は古来よりクエスターや神秘との結びつきが強かったため、現市長もクエスターの存在を認知している。
立場上クエスターと顔見知りになることはないが、日々街を守るクエスターには感謝しており、支援できないかと考えているようだ。
葛谷健一
「命を救うのが医者の役目、対立など馬鹿なことだ」
クラス/レベル:医師/7
性別:男 年齢:48
髪の色:白 瞳の色:灰 肌の色:黄
葛谷綜合医院の現医院長。個人医院を「利益を害する害虫」と評した父を排し、市内の医院との連携を強化する方針を打ち出した。
内科医として優秀だが、それ以上に人材を発掘する目がよく、優秀な医師を見つけ出すのがとても上手い。
豪腕で押しが強いが、それを感じさせない交渉力があり、「嫌味の感じない押し売り」と市内の医師たちからは評されている。
各医院や若い医師からは信用されているが、旧医院長派閥からは恨まれており、彼らとの対処に苦慮することが間々にあった。
しかし、彼が構築した医療ネットワークで市内の多くの患者が救われているということもあり、現在は比較的平穏になっている。
特別病棟には彼の娘が入院しており、「奥の院の姫」という愛称をつけられている。
“奥の院の姫”葛谷志保
「いいんです……どうせいつかは散る命なのだから」
クラス/レベル:ノーマル/1
性別:女 年齢:16
髪の色:黒 瞳の色:黒 肌の色:白
葛谷総合医院特別病棟に入院している少女。難病を抱えており、葛谷高校に在籍しているものの出席日数は1日もない。
長く生きることを諦めており、小説や漫画の世界に浸っている。父親からは手術を受けることを進められているが、頑として首を振ることはない。
一度話してみると分かるが、性根は素直で明るい女の子。病室から出ることができないため、外の話題に強い興味を示すことが多い。
なお、彼女の病気は難病ではあるが治療は不可能ではない。難しいとはいえ、手術による治療が確立されている病気である。
彼女が手術を拒否している理由は分からないが、ある人物は「彼女は悲劇のヒロインを演じているだけで、彼女を支える者が現れたら気が変わるだろう」と評している。
“街の守り神”お犬様
「わんわん」
クラス/レベル:フォックステイル/20
性別:男 年齢:不明
体毛の色:白 瞳の色:黒
鳴鐘大社付近でよく見かける真っ白な犬。よく子供や巫女さんたちにお菓子を貰っている姿が見られる。
それはもう何年も前からお馴染みの光景で、街一番のお年寄りたちも幼い頃神社の犬とよく遊んだと話している。
一方で、原因不明の難病に苦しむ患者や神隠しにあって行方知れずになった子供が、夢の中で白い犬に導かれて一命を取り留めたなどという逸話も度々囁かれる。
“鳴鐘の巫女”鳴鐘芽衣
「私に関わらないでください」
クラス/レベル:ミスティック/3
性別:女 年齢:18
髪の色:黒 瞳の色:青 肌の色:白
鳴鐘市立高校に通う学生。鳴鐘大社の宮司の娘で、本職巫女も勤めている。口数は少なく、無表情。友達はおらず、いつも一人で過ごしている。
成績は平均的、生活態度に問題を抱えているわけでないのだが、生徒や教師からは腫れ物を触るように扱われている。
自分の置かれている状況に対しては諦観しており、自ら改善しようという動きをすることはない。これ幸いと一人きりで読書をしている姿がよく見られる。
大社での立場は高く、宮司である父の次に尊敬をされている。しかし、この中でも馴れ合うことは無く、業務上の関わり以上の関係は築いていない。
父親は健在であるが、親子の関係は冷め切っている。日常会話もなく、交わされるのは神事に必要な事柄のみである。
クエスターや世界の神秘については、他の住民以上に詳しい。独自の情報網を持っているようで、時には他の団体が知らない情報をクエスターに提供することもある。
“啼笛の巫女”由岐夕子
「おはよう、今日も一日よろしくお願いしますね」
クラス/レベル:学生/8
性別:女 年齢:17
髪の色:黒 瞳の色:黒 肌の色:白
葛谷大学付属高校に通う学生。成績優秀で、学年のトップグループに入っている。もっともそのことを鼻にかけることは無く、非常に社交的。
見目麗しく、人当たりも良いことから男子学生からの人気は非常に高い。アイドルコンテストなどが行なわれれば、間違いなく1位を取るであろう。
男子生徒の人気を羨む女子生徒がいないわけではないが、彼女の穏やかな人柄を知る女子生徒も多く、あこがれている女子生徒も少なくない。
非公式のファンクラブには学校の半数以上の男女が入会しているという噂もあるほどで、中には大学や付近住人も含まれるとか含まれないとか。
日常生活では、玉蝉神社の助勤巫女として舞の練習をするとき以外は、JR鳴鐘駅付近で友人と遊んでいることが多い。
両親は健在で、母親との仲はとても良い。父親に対しては少々きつく当たることもあるが、神事を取り仕切る姿が好きだと友人に話すことがあるようだ。
音を増幅する特殊能力を持っており、アーティストのクエスターとの親交が深く、奈落やクエスターについても少しばかりだが知識を持っている。
“天上の笛音”天ヶ原伊月
「おはようだよー」
クラス/レベル:学生/3
性別:女 年齢:17
髪の毛:黒茶 瞳の色:茶 肌の色:白
葛谷大学付属高校に通う学生で、吹奏楽部に所属。部では第一フルートを務めており、その演奏技術は高く評価されている。
フルート以外にもハーモニカ演奏を趣味にしており、喫茶:蔵馬に常設されているステージで演奏している姿が稀に見られる。
ハーモニカを演奏するときに不自然なマナの流れが生まれることから、何らかの能力を持っていることが推測されるが、本人に自覚はない。
葛谷大学付属高校4大美少女の一人で、人当たりのよさから入学当初は告白を一番受けていた。が、告白した人は全滅している。
半年後には告白する人もほとんどいなくなり、現在に至っている。告白した人の話によると、好きな人がいるらしい。
のんびりとしており、少し間延びした喋り方が特徴。語尾に「〜だよ」とつける癖がある。人付き合いが良いため、交友関係は広い。
クエスターではないが、前述の能力から各団体から監視対象とされている。
蔵谷雄介
「マスターこだわりコーヒー、お待ちどうさま」
クラス/レベル:アルケミスト/3
性別:男 年齢:32
髪の色:茶 瞳の色:茶 肌の色:黄
喫茶:蔵馬のマスターをしている男性。普段は眠たそうな顔をしているが、珈琲を淹れるときのキリッとした顔が人気。
珈琲にこだわりがあると言うが、紅茶、緑茶、抹茶、中国茶、はてはハーブティまで網羅しており、どちらかというと嗜好飲料にこだわりを持つ人物。
眠たげな表情と、のんびりとした雰囲気は喫茶店にも影響しており、居心地の良い空間を作り出している。その雰囲気を好む常連客は数多い。
喫茶店としては顧客の回転率を気にしないといけないのだが、珈琲やケーキを追加注文する人が多いため、そこまで問題になっていないとは彼の談。
20前半のパティシエを雇ったときは、女性顧客から「彼女!?」と危惧されるも、「俺の彼女になったら可哀想だ」と真顔で答えており、交際関係はないことが確認されている。
裏の顔として、魔術師連盟の連絡員を勤めており、鳴鐘市の維持を監視、破綻がないかを逐次連盟に報告する任務を帯びている。
“幾望の”ヘカテー
「わぁ……綺麗だねー」
クラス/レベル:ダークワン/5
性別:女 年齢:14(?)
髪の毛:金 瞳の色:紅玉 肌の色:白
サラサラの金髪、整った顔立ち、ルビーを想わせる真紅の瞳を持つ、人を惹きつける魅力を持つ美少女。好奇心が強く、天真爛漫。
外見と性格からは推測することができないが、海外の大学を飛び級で卒業するほどに賢く、頭の回転もかなり早い。
鳴鐘でも有名な旅館を定宿としており、市内に滞在する時はここを中心に散策に興じていることが多い。お気に入りは鳴鐘大社で、お犬様と戯れている姿を見かけることが多い。
本来の彼女は月の精霊の一面で、対奈落機構“アンチヴァンパイアシステム”に組み込まれた一機構であったが、とある事件でその力をすべて失っている。
今の彼女は、ただ一人のクエスターであり、各地を放浪しながら奈落を退治している。彼女に乞えば、奈落に関するさまざまな情報を教えてもらえるだろう。