Ｔ町
今作の中心地でM市とH市の中間に位置する。
元々は砂丘が広がっている町であったが、
戦後に原子力発電所と研究機関を同時に進出することとなり、
原子力関連施設が集積するほどにまでなった。
ザ・デイ以降、悪魔事件が続発することから、共生生物を国家で本格的に研究する方針となり、
新型発電所(現在の型は発電効率が悪い)の試験運用と放射線が生物に与える影響を研究するという名目で
共生生物研究所を施設内に極秘に建造した。しかし、今では共生生物に係る人間なら周知されている。
Ｍ市とＨ市の中間に立地することから、ベッドタウンとしての側面もあり、
住民の多くがどちらかの市に通勤、通学をする形を取っている。
PCの楯梨洋一の住所でもあり、彼の同級生もM市、H市に進学している。

　　第3発電所
　　　第2発電所の2倍の敷地面積を誇る新型発電施設(第2発電所自体は通常の原発より小さい)
　　　当初は核融合方式を採用した、新型発電施設の建設であり、敷地面積も第2発電所よりも小さかった。
　　　しかしザ・デイ以降、共生生物に関する専門の研究機関と機密保持の必要性から、
　　　第3発電所に共生生物研究機関を併設することとなった。

M市
周辺地域の中心地区。
元々は、藩の本拠地であり、N川を利用した水運の拠点となっていた。
その名残として、県内の企業の多くがM市から出発したものであり、現在でも本社をM市に置いている。
加えて、その企業との取引を行うため、県外の企業の支店がM市に立地することとなり、
県内の本店機能がこの市に集中することとなる。
また藩校があったことから、高校と大学が集中的に立地し、学生のほとんどが他市から来ている。
そのため、PCの楯梨洋一と鷺沢柚希もM市の学校に通っている。

　福音女学園
　　M市に所在する女子大学、PCの九重由香里の母校である。
　　明治の開国後、婦女子の教育を理念に開校する。
　　現在では、県内にいくつか分校があり、その全てが共学化したが、
　　本校だけは伝統を守る観点から、女子校であることを続けている。

　向田商事M市支店兼DUST支部
　　北関東・茨城支部に属するDUST支部、支部長は池田尚人。
　　元々は大友市近隣の向田市に本店を置く、セラフィム出資兼支部を担当する企業であった。
　　ロボット開発を行っていたことから、大友製薬と取引があり、AASのソフトウェア開発を担当している。
　　DUST設立に伴い、M市に支部を置く必要性から、表向きにAAS販売拠点の確保という名目で設立した。
　　またM市のセラフィム支部長が引退したため、セラフィムの業務も兼任することとなる。
　　PCの楯梨洋一は、インターンシップという名目で向田商事に所属しており、
　　九重由香里は表向きには企業への挨拶回り(卒業生の面倒を云々)という形で、支部に出入りしている。

H市
元は炭鉱の街であったが、炭鉱関連の機械を作っていたため、県内では工業地区として知られる。
しかし、土地が狭いことから大型施設が建造できない他、製造業の海外移転の影響で、街が廃れている傾向にある。
そのため、廃棄された工場の後が市内に何箇所かある。