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今更ながらNW1 「非情有情」

1 大本営 [ 2008/08/06(Wed) 21:55 ]
ナイトウィザード募集 2〜4人 「非情有情」

やはり、これが答えなのか。
何年もアンゼロットの元にいてようやく分かった。
出来る事ならば間違っている事を願ったが、同じ結論にたどり着く。
だとしたら、俺達がやってきたことは間違っていたのだろうか。
否、断じて否。
アンゼロットの行動は、彼女の立場としては正しく、俺達にとっても悪くはない。
むしろ、良いといっていい。
惜しむべきは、最良でないことだ。
将来起きる事態から、目を背ける事は俺には出来ない。
行動を起こさなければ。
例え世界が、アンゼロットが敵になろうとも。

「若、御決断を!」
爺が俺を現実に呼び戻す。
まだ俺は迷っていたのか。
最早、賽は投げられたのに。
やるなら、役になりきって徹底的にやらなければならない。
いいだろう、やってやろうじゃないか。
昔は下らない、検討にも値しないと思っていた。
だが、状況が変わった。
俺には明確な敵が必要だ。
貴様は、貴様こそが俺の宿敵だ。

貴様がこの地に帰ってきたのが悪い。
俺の血が魂が震え、突き動かす。
「今度こそ貴様に勝つのだ!」



ハンドアウト:
PC1
クラスの指定:転生者  シナリオコネ:PC2
遺産は福岡一文字助真の太刀

川越市に転校で戻って来て早1ヶ月。
僕の中にある血が騒ぐ。
夜には秘蔵の太刀、鎌倉一文字の二つ名で世に知られる「福岡一文字助真」がカタカタ音を上げる。
何かが起きようとしているのだろうか?
それとも、僕が戻ってきたからなのか?

そんな事を考えていると、クラスメートである彼女が話しかけて来る。
相談というのは、何なのだろう。


PC2
クラスの指定:陰陽士  シナリオコネ:PC1

今日もあの夢を見る
この質感を持った夢は、夢というのだろうか?

見たこともない施設に私は居て、彼らは私を美冬と呼ぶ。
そんな名前じゃないのに。
仲間らしいのだけど、あの凶悪そうな刃物は何なの?
悲鳴と怒号が響き渡るけど、それだけ声を張り上げるだけの人数を施設に入れるのは不可能な筈。
ここに居るのは危険だと本能が告げる。
逃げ出さなければ。
そこで意識がブラックアウトする。

また、あの夢か。
時間的には連続性がないけれど、それは内容を覚えていないだけなのでないか。
それとも、自分は狂ってしまったの。
分からない、何が事実なのか。


PC3
クラスの指定:夢使いと大いなるもの  シナリオコネ:真壁兄弟

探偵事務所なのか、喫茶店なのか分からない事務所で今日もくつろいでいる。
無料で紅茶と茶菓子を頂けるこの場所は、学生である僕にとって有りがたい。
けれど、無料でなかった事を今日知った。
貯まった貸しの代わりに依頼を受けろと言うとは。
しかも、依頼人は獏だし。
そりゃ、この事務所はクリーチャーの依頼も受けるのは知っていたけどさ。
僕が受けることになるとは。
獏は高そうな紺のソファーに器用にもちょこんと座り、話を切り出してきた。
「僕の食生活に重大な脅威が発生したんだ」

PC4
クラスの指定:なし  シナリオコネ:アンゼロット

それは非常に厳しい戦いの連続であった。
 巨大な魔力を自由にふるい、破壊と殺戮を繰り返し続けた魔王と呼ばれたものを封じんがために、彼女は仲間と血を吐くようなまさに修羅道を歩んできた。
 魔王のその悪しき力により、多数の仲間は傷つき……倒れていった。
 そして彼女一人だけが魔王の姿を目にすることが出来た。
天を焦がし大地を揺るがす最後の戦いの幕があけた。

 魔王は呪いの言葉を最後に吐き息絶えた。

……
 気がつくと目の前には清潔そうな天井があった。
 ぼんやりする頭を無理やり働かさせ、体を起こす。
軽い頭痛を感じ、上下の感覚がなくなるようなパニックを起こす。
「ようやく目が覚めたようだな」
 横から声が聞こえてきた。
 隣のベットに寝ていた女の子である。
「私も昨日目覚めたばかりだ。目覚めて驚いた」
 女の子は自分のベットからおり、ベット脇のテーブルに置いてあった手鏡を手に取り彼女に近づいてくる。
「気をしっかり持て、私よ」
 そう言って手鏡を彼女に向ける。
 鏡には女の子そっくりの顔をした彼女の顔が映る。
 え?これは?
 そして、また軽い頭痛。
 あれ?これって子供のころの自分の顔。
「どうやら、わかったようだな。私は私たち二人に分かれたのだ。
 そう、子供のころの私にだ」

 え?ええーっ?!

 どうやら、これが魔王の呪いのようであった

ナイトウィザード(2にあらず)のセッション参加者を募集致します。
サプリは、ロンギヌスとスターダスト・メモリーも使用できます。
Lv7でキャラ作成していただくので、戦闘はかなり激しくなると思ってください。





101 大本営 [ 2009/04/01(Wed) 11:23 ]
緋乃さんが6日都合が良くないのを忘れていました。
なので、20日を第4回の後半。
30日を第5回の前半でどうでしょうか?


102 あんでぃ [ 2009/04/01(Wed) 13:15 ]
OKですよ。

103 緋乃 [ 2009/04/02(Thu) 22:10 ]
20日と30日は、私は24時までなら大丈夫です

104 大本営 [ 2009/04/06(Mon) 19:43 ]
皆さん問題ないようですので、20日を第四回後半。30日を第5回前半としますね。

105 大本営 [ 2009/04/07(Tue) 20:03 ]
第4回後半マスターシーン

4月19日 23時
帝国ホテルラウンジ

ショットグラスに入った液体が揺れる。
もう何回目なのだろう。
数えるのを忘れてしまったよ。

カウンターでバーボンをストレートで飲んでいた。
朝定に酌をするのはマスターでなく、美冬だけの役目。
この位の役得は目をつぶってくれるらしい。

でも今日は飲みすぎているよ
酔っているのは酒なのか、それともこの戦いの方なの?
「もう飲むのはやめようよ。ゆっくり体を休めないと」
彼が聞く耳を持たないと分かっていても、止めずにはおれなかった。

天国の暴走は当然持ち主である、朝定にも悪影響を与えている。
単身で魔王と五分に渡り合えると言われたのは、昔の話。
人の身でこの暴風を受け止めている事で自らのプラーナと能力の大半を奪われているというのに、彼は休むということを拒否し続けている。
歩む事を止めてしまったら、このまま倒れてしまうのでないかと思ってしまう。

「俺の事など気にするな」
「美冬の方こそ休んだ方がいい。お前はもう魔王では無いのだからな」

この言葉を聞くたびに魔王を辞めなければ良かったと思ってしまう。
もし辞めなければ、彼の負担をいくらかは軽減してあげられた筈なのに。

「ねぇ、こんな事はもう止めない?」
「貴方の認識は正しいと思うれど、多分誰も貴方の真意を理解できないわ」
「きっと反逆者や裏切り者として記憶されるのよ。結果として彼らがその恩恵を受けようとしても」
「今起きている危機を救った人は英雄と賞賛されるけれど、まだ起きてもいない危機を救っても誰も理解されないのに」
「評価されるのはいつも英雄で、預言者では決してないのよ?」

何度も繰り返した禅問答を再びやってしまう。
その問いに答える事が、彼を苦しめると分かっていても。
「誰も理解できなくとも構わんさ。ウィザードたるもの、人から理解や賞賛浴びるために命を賭けるんじゃない」
「それに歴史上時計の針が戻るかのごとき行為は、何度もあったさ」
「ローマ帝国崩壊後、哲学や科学に取って代わりローマ聖王庁が絶大な力を振るったようにな」
「文字通り時計の針を戻そうとした男は、恐らくいないだろうがな」
寂しそうな目で言われても説得力ないよ。

「ウィザードの誇りなんでどうでもいいじゃない! このままだと膨大なエネルギーに押しつぶされて死んでしまうわ!!」
ヒステリックに叫ばずにはいられないよ。
彼に生きて欲しい。
「ウィザードとしてその生涯貫くと、この太刀に誓ったのだ」
「天国こそ我が魂であるのだ。その太刀が俺を滅ぼそうとするなら、それも致し方ないのだ」
(風魔になろうとも、あいつにとっての助真もそうだ。侍にとって刀こそ魂であり、命そのものなのさ)
始めて会ったとき、本当に侍のようだと思った。
なんて高貴な魂なのだろうとも。

「どうせ死ぬなら剣によって死ぬ方がマシだ。こんな事では死にはしないさ」
(そうだ、早く、早く俺を倒しに来い。早くしないと本当に体が持たないぞ)
多分、彼は敗れるのだと思う。
だけど最後の瞬間まで心に居続けるのが、あの男なのが許せない。
そうだ、斗希也という名の男が憎い。
あいつが力に目覚めなければ、朝定はこんな事を考えなかったかもしれない。
あの男さえいなくなれば、彼は私に目を向けてくれる。
嫉妬の炎がとても暖かく感じられた。



106 大本営 [ 2009/04/29(Wed) 17:15 ]

真「ミュートス」

総合レベル 2倍
各クラスレベルが2倍
このため、以下の状態から21レベルにUPしてください

クラス   魔術師
総合レベル(GL)  20
各クラス(CL)
大いなるもの  2
転生者     2
陰陽師    10
夢使い     4
魔術師     2

MP、HPは変更なし
闘気が2倍になったため、10に変更。
肉体は、ミュートス(小さいほう)に統合。
天属性を第三属性とし、天属性魔法も取得できる 
プラーナ、特殊能力、魔法は取得無し


107 大本営 [ 2009/04/29(Wed) 21:11 ]

あらすじ

全てはは1年前、ロンギヌス所属の研究所が襲撃、朝定所持の遺産「天国」が強奪されたことに端を発していた。
ほぼ同時に、朝定一派がロンギヌスを離脱。
状況から推測して襲撃犯が朝定一派と判断、00が指揮する追撃部隊が敗北。
以降、朝定一派の消息が完全に途絶えた。


業を煮やしたアンゼロットは、弟子であり、前世の敵であった「龍宮 斗希也」を囮として因縁の地「川越市」に派遣する事を決定。
レガルトに斗希也の護衛、朝定追撃の指令が出された。
別の事件で川越市に派遣されたミュートス&みゅーとす、現地のウィザード「鳳 春香」の4人による捜査が始まった。



捜査により御前が書いたシナリオを、発見し計画の全容が把握できた。

1、夢の世界を利用する事で、現実と夢の敷居を下げる
室町時代に存在していた関東管領の官位を復活させるだけでは権威は不足する。
これを補うため夢の力を利用する事で人々の常識を歪め、圧倒的多数の人々に同じ夢を見せる事で夢を現実と認識させる。
夢が現実に浸食したというほうが正しいのであろう


2、実行策として今作戦は川越夜戦の再現が目的であるから、戦争映画に焦点を絞り徐々に時代を遡る事とする
映画「トラ・トラ・トラ」「空軍大戦略」「青き狼と白き雌鹿」「天と地と」「戦火の勇気」「バルジ大作戦」を夢の世界に集中的に流す

唯一の妨害は夢の管理人というべき獏であったが、彼等限定の結界を関東に張ることで解決された。
獏限定であったためドリームハンター連盟も今回の事態を把握することができず、比較的クリチャーと友好的(探し出して倒すことをしないと点で)典礼庁もあったが、彼ら自体が仕組んだ事件な事もあり事件の発覚が遅れた。


3、舞台が整った段階で、関東管領を復活させる





協力者である真壁壮介の情報リークと朝定との会談、3つの組織が判明。



1、遺産「天国」所持し、関東管領として全権握った朝定一派。
動機
合わせ鏡の神子」事件により世界結界に頼りきることに疑問を覚え、事件後のアンゼロットが何一つ対策を打ったない事に絶望。
事態改善しようとしないアンゼロット見限り、自ら立つことを決意する。

目的
世界結果に頼りきらず、それを補うために旧秩序の復活。


2、昭和の妖怪の異名をもつ通称「御前」率いる、旧典礼省の勢力。
動機
旧典礼省の勢力:かつての権力を奪取。
御前:平成維新・尊皇討奸

目的
陛下を現人神にお戻りいただく事による、神国日本の復活


今回のクーデター劇のシナリオも彼らが書いた黒幕。
朝定を事件の首謀者として引きずりこみ、発端である研究所の襲撃も彼らも仕業である。
腹心である小野を派遣しているが、御前自らによる陣頭指揮をしないことが不気味である。



3、ローマ聖王庁
動機
ウィザードに頼らず、自らの神による世界の守護。

目的
今回の事件を実験と捉え、同様の事件聖杯等で実現することを企む。
痕跡を残すことを恐れ、資金面でのサポートに徹している。



背景は徐々に判明していくが、それをあざ笑うかのごとく敵の差し手は早く、ロンギヌスの行動は後手後手に回る。
4月20日に開放されると思われた天国が、その効果の一端を発揮し始めるという不測の事態が起きた。
【アンゼロット】:「あの地域(関東八州)の領土、領空、そして一直線上の宇宙空間、時空までもが関東管領の威光の範囲内です。つまりこの宮殿、今ではこの私さえも影響下にあります」
と言わせたほどの威力であった。
全ては地域限定の効果と見くびっていた事と、ロンギヌスが対エミュレーターの戦闘ではエキスパートであるが、現実世界の組織相手に対し諜報体制が整っていない欠点を突かれたことにある。
紋付、袴の姿にされたアンゼロットの怒りは凄まじく、本作戦の指揮をとっていた聖華姫を更迭させる。



天国

上杉家が関東支配のため利用した太刀であり、日本最古の刀の一つ。
何故ならば侍にとって刀は魂そのものでありますから、始まりの太刀は存在自体が侍達にとって権威と畏怖の対象でもあるからである。
上杉家はその点を利用し、歴代管領の意識や知恵を太刀に封印することなく、純粋に支配力と攻撃力のみを追求したという意味では非情の太刀と言える存在に成り果てたのである。

500年以上使用されなかった力を解放したため天国は現在暴走状態であり、儀式で蓄えられたエネルギーを開放しなければチェルノブイリ級災害が招きかねない。
開放の儀式を行えるものは、美冬と春香の二人の巫女のみであったが。
これを行うことは名実ともに関東管領職の復活を意味していた。

歴史上、関東管領の権威を打ち砕いた「川越夜戦」の再現こそが、「天国」暴走を止める唯一の方法。
朝定が死ねば1546年以降から常識が始まり、斗希也が死ねば1546年以前の常識が続く。
いずれかの命が散らぬ限り暴走は止まらない。

天国の姉、「こがらす」は言う。
このときが文字通り、最初で最後のチャンスとなり、小さな奇跡ならば世界危機を救えるであろうと。
【こがらす】:「小さな奇跡で何を望むかは貴女方次第です。何を望むのか、どうする事が一番良いのか私にも判断できません」
【こがらす】:「貴女方は、誰に勝たなければならないのです?  何を守りたいのです?」
【こがらす】:「よくお考えなさい」


御前も事態を見抜き小野、アインを派遣。
一度はアインが放った渾身の一撃がミュートスを葬ったかにみえた。
しかし、みゅーとすが融合されたことで幸い間一髪で回避される。


世界の運命はミュートスを守りきれるか、否かに懸かったのである。



108 緋乃 [ 2009/05/07(Thu) 21:20 ]
5月の空いてる日。
18日、23日、25日、28日が24時まで大丈夫なくらいです。

109 あんでぃ [ 2009/05/07(Thu) 21:27 ]
緋乃さんの予定と合わせると23日、25日、28日が空いてますね。

110 カキノタネ [ 2009/05/07(Thu) 21:34 ]
5/23 25 28は私もオッケーですよー

111 大本営 [ 2009/05/07(Thu) 21:36 ]
5/23 25 28は僕もokです

112 大本営 [ 2009/05/08(Fri) 20:50 ]
皆さんの都合が良い日が最短で23日のようですので、その日を予定日にしますね

113 カキノタネ [ 2009/05/27(Wed) 20:52 ]
引っかかり解消!5/31いけまーす

114 緋乃 [ 2009/05/27(Wed) 20:55 ]
すいません。
私は31日がダメになってしまいました。

115 大本営 [ 2009/05/30(Sat) 11:08 ]
了解しました。
セッション予定表は修正ししておきました。

6月の予定が分かり次第、空いている日を書き込んでください。

自分は、7,13、19,20,27が一日空き。
平日、日曜日は20時〜24時まで空いてます。

116 あんでぃ [ 2009/05/30(Sat) 18:11 ]
13日は空いています。


117 カキノタネ [ 2009/05/30(Sat) 22:44 ]
6/13 27 は空いてますよん

118 緋乃 [ 2009/06/02(Tue) 19:51 ]
3日、12日、16日、17日、22日、24日、27日が今のところ大丈夫な日かな。
3日と16日以外は、いつものように24時までしかできないけど。

119 あんでぃ [ 2009/06/02(Tue) 23:58 ]
13,入りました。16,現在空きになりました。

120 大本営 [ 2009/06/03(Wed) 07:22 ]
自分はどの日でも問題ないですから、皆さんの都合の良い日に合わせたいと思います。


121 大本営 [ 2009/06/04(Thu) 21:02 ]
6月22日を仮予定日と良いでしょうか?

122 あんでぃ [ 2009/06/05(Fri) 11:08 ]
22日(月)ですね、了解しました。

123 あんでぃ [ 2009/06/23(Tue) 13:18 ]
一年近くありがとうございました。
NW1の恐ろしさを味わいましたw
また何かの卓でお願いしますノ

124 大本営 [ 2009/06/23(Tue) 20:53 ]
PLの皆様、1年近くという長い間お付き合い頂き有難うございます。

タイトルの「有情無常」は永岡慶之助氏の著書「北条氏康」より転載させていただき、永岡慶之助氏の著書は10回以上拝見、このシナリオにおける柱石としております。
氏の作品における意味とは違うもののにしようと努力はしました。

別のサイトで一度行われたシナリオを再構成し、書き足した部分は頭の中で描いたものを順次「こにこ堂」の熱いMADにのせて書いてます。
この方法でテンションを上げ、我を忘れないと書けない人なのですよ。、
チャットで言われたちょっとした設定や、各キャラシートのNPCを可能なくらい埋め込み設定を生かそうとしましたが、あらすじを毎回付けない点やマスターシーンが多く、PC達にもっと行動の自由を与えるべきだったかもと反省しています。
最後が今一、分かりにくかった理由の1つ。これは僕の誤算が大きかったのです。
まさか、ここで終わりにすると予想していなかった。
最後で手間取っていたのは、これが理由です。
歴史の干渉は結果としてパンドラの箱を開けるのですから、世界結界に対する影響を鑑みて出来ない選択とPCが考えるのは当然だったのでしょうに。
完全に予想してませんでしたが、元々明確な正義やエンディングが存在しないシナリオですから、こういう筆の置き方もあるのだなと納得してました。


美冬について
そもそも彼女は最初存在していませんでした。
前の人が書いた設定、今回で言えばミュートスのハンドアウト。
これが、事の発端です。
「どうやら、これが魔王の呪いのようであった」
この一文を僕は呪いと確定したのでなく、呪いかも知れない行為と解釈できるのでは?。
そこから創造を膨らませ、分裂の余波としたら矛盾がないとGMの権限で拡大解釈する暴挙にで、今に至ります。
但し、魔王が主のシナリオのため、分裂した事で力が弱まった事にしました。


北 一輝
当初、御前の二つ名で呼ばれ登場した彼は、男塾「藤堂兵衛」が最初は頭にありました。
戦前の人なため昭和の妖怪と言われた故「岸 信介」首相をモデルにしようとも思いましたが、何気に書いた一言「226事件」から、故「北 一輝」氏、昭和初期の思想家・社会運動家に変更しました。
226事件に彼が間接的に関わっていた事実、それは今回のシナリオにおける御前のスタンスに似ていたのが理由の1つです。
もう1つは、戦前の話を持ち出したことから荒俣 宏氏の著書、名作「帝都物語」が頭を過ぎったのです。あの名作にも書かれていた故「北 一輝」氏なら実力的にも問題なく説得力があると。
加藤 保憲でも良かったのですが、色々な作品に登場されている人物を出すと重みがなくなると考えたのです。
フィクションであるとはいえ、故人を出した事をお許しください。
心より故人のご冥福をお祈りします。


TRPGの醍醐味。
ダイスの目が運命を分ける緊張感。
一手差勝負を再現でき、色々不手際がありましたが僕なりに楽しめました。


なにはともあれ、無事完結しました。
これもPLの皆さんのおかげであり、今一度感謝の言葉を捧げたいと思います。
有難うございました。
どこかで別のシナリオで御一緒出来ましたら、そのときは宜しくお願いします。



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