●加護：マリーシ
アルトルの使徒は奔放で、一瞬のうちにどこにでも行く事ができる。


●戦闘能力成長
オーヴァーランダーと同じ。
ただし、４レベルまでのオルタナティブクラスである。
１レベルを取得したとき、《猫神の祝福》と《猫神の武具》を取得する。
以降、レベルアップごとに１つの特技を取得する。


●特技
アルトルネコの猫神の祝福を受け、その力を扱うことができる。《猫神の武具》を取得しているキャラクターのみ準備できる。

《猫神の祝福》/自/1/常時/自動成功/自身/物理攻撃か魔法攻撃のダメージを＋３する
猫神アルトルの祝福を得た使徒であることを表す特技。

《猫神の武具》/自、ア/1/常時/自動成功/自身/猫神武具をクラスレベル個選び、常備化する。プリプレイごとに猫神武具を変更してもよい。
猫神アルトルから賜った強力な武具を所有し、使いこなすことができる特技。

《猫真似》/2/本文/１レベル以下の特技をコピーし、その特技を取得しているかのうように扱う。クラスレベルを参照する必要がある場合は０レベルとして扱う
猫なりに相手を真似ようとして、相手の技を本当に会得してしまう特技。

《猫神の遊戯》/2//オート/自動成功/単体/15m/6MP/命中判定の直前に使用する。達成値を＋２し、ダメージロールが発生した場合は２回振って好きな方を選べる
猫神アルトルの如く遊び心を発揮する特技。同時に獲物を弄ぶ残酷さも持ち合わせる。

《猫神の禊》/3/常時/自動成功/自身/「種別：奈落」に対するダメージに常に＋４する
アルトルネコを脅かすデーモンに対抗するために、己の身を禊にて清めていることを表す特技。

《猫神の障壁》/3/メジャー/自動成功/範囲（選択）/15m/5MP/シーンの間、対象の特殊属性の防御修正を＋４する
猫神アルトルの力を借りて、防御フィールドを展開する特技。

《猫神の奥義》/4/マイナー/自動成功/自身/7MP/メインプロセスの間、ダメージロールに＋４ｄ６、さらに放心を与える
猫神アルトルから奥義を取得し、使いこなす特技。あなたは、猫神アルトルが得意とする奥義を伝授され、使いこなすことができる。

●猫神武具
猫神アルトルから授けられた強力な武具の数々。

トツカブレード　種別：剣　体９　　　片手　〈斬〉＋７　　至近　　　　　マイナー直前に宣言することで、メインプロセス中のダメージ属性を〈炎〉〈氷〉〈雷〉のいずれかに変更する。１ラウンドに１回
マガツウィンド　種別：槍　体１３　　両手　〈刺〉＋９　　至近　　　　　準備中、マイナー直前に宣言することで、戦闘移動を行なえる。１シーン１回
ナラシノミテ　　種別：格　体９　　　片手　〈斬〉＋５　　至近／１０ｍ　２つセット。素手として扱う。マイナー直前に宣言することで、メインプロセス中のこの武器の射程を１０ｍに変更する。１シーン１回
アマツミカボシ　種別：棍　体１８　　両手　〈闇〉＋１０　至近　　　　　マイナー直前に宣言することで、メインプロセス中、ダメージ＋２ｄ６。１シーン１回
ミサカノタマ　　種別：銃　体８　　　片手　〈殴〉＋５　　２０ｍ　　　　マイナー直前に宣言することで、メインプロセス中の属性を〈光〉に変更。１シーン１回
アメノミタラシ　種別：アクセサリ　【魔導】＋１　【抗魔】＋１　　　　　マイナー直前に宣言することで、メインプロセス中に行なう魔法攻撃のダメージロール＋２ｄ６。１シナリオ１回、この効果を使用すると、このアイテムは破壊される
オマモリヒマリ　種別：防具（革）　回避±０　【行動値】−２　〈斬〉＋４〈刺〉＋４〈殴〉＋４　〈炎〉＋３〈氷〉＋３〈雷〉＋３
タマハガネ　　　種別：防具（金属）回避−３　【行動値】−５　〈斬〉＋９〈刺〉＋６〈殴〉＋５　〈炎〉＋６　〈氷〉＋６　〈雷〉＋６




●アルトルネコ
アルトルネコは、“大陸”と呼ばれる巨大な御椀状の盤の上に築かれた世界である。
これは巨大なレリクスであり、古代アルフの遺産である。
猫神アルトルという神が治めており、彼女の加護によって守られた世界である。
大陸にはミッドガルドから紛れ込んだリンクスを中心に、アルトルネコ特有の小猫人アイルなどが住まう。
星は既に奈落の海に飲まれ、埋没してしまっている。アルトルネコは、海のはるか上空、成層圏付近に浮かんでいる。


●猫神（ネコツカミ）アルトル
古来よりアルトルネコを収める猫の神。その姿は直立した猫として描かれることが多い。
神具として鈴を持っており、これは彼女のシャードでもある。
アルトルは天鈴の外に出ると力のほとんどを使えなくなってしまうため、外界に赴くことはない。
この世界におけるクエスターは来訪者を除き、すべてアルトルの祝福を受けた「アルトルの使徒」である。


●天鈴（アマツカミ）
ホウレイジュからまっすぐ伸びる軌道エレベータ、その先にあるレリクスのステーション。猫神アルトルのおわす玉座、それが天鈴である。
本来はアルトルネコのどこからでも見上げることができたが、現在は消失しており、天を見上げてもその威容を拝むことはできない。
天鈴と書いてアマツカミという読むが、鈴と書いてカミと呼びならわす表現が多い。故に天鈴と書いてアマ(天) ツ(の) カミ(鈴)と呼ばれる。
（ツは、“の”が“ノ”に変化し、猫の爪が生えて“ツ”と読まれるという説が有力）
これはアルトルのシャードが鈴であるため、神＝鈴と解釈されるためである。このため、鈴はお守りとして一般的。
神都イオールの賢者のひとりが、「アルトル様はアマノイワトに篭られた」としきりに繰り返しているという。


●小猫人アイル
アルトルネコに最も多く住む種族。猫耳と尻尾が生えているのでリンクスに近い。
好奇心が強く、人懐っこい。手先が器用で何でもこなすが、家族や友人のことが絡むと狡猾な部分も見せる。
成人しても１３０ｃｍ程度の身長までしか伸びない。


●天を貫く太樹ホウレイジュ
アルトルネコの“大陸”の中心に聳え立つ巨大な樹。
その大きさは２万メートルほど。内部は刳り貫かれて、広大な空間になっている。
“天鈴（アマツカミ）”に繋がる軌道エレベータも、ホウレイジュの内部にある。
楕円上に生い茂る枝葉はアルトルの森と呼ばれ、木々の枝が連なり大地と坂、山ができている。ここだけで独自の生態系が形成されている。
神都イオールがあるのは、森の最上部である。


●鈴都（カムイノミヤ）イオール
ホウレイジュのアルトルの森の最上部に築かれた天上都市。
政治は天猫院という組織が執り行っていたが、現在は反アルトル政府サンサ＝アムリによって天猫院は失政して投獄された。近々処刑される。
レムオンの兄ティアベル＝ナーラ＝ファルダも天猫院の神官であり、救出を待っている状態である。

●イオール騎士校
イオールの騎士、奈落のデーモン狩りを主任務とする者たちを育成する機関。
レムオンはイオール騎士校のエリート出。
現在はアルトルの森に篭ってレジスタンスを結成、救世旅団に対抗している。
騎士生たちを取りまとめているのは、レムオンの親友スターシャ。


●救世旅団サンサ＝アムリ（クニツカミ）
反アルトルを掲げる革命組織。リーダーはエスティア＝ナーラ＝ファルダ。
現在は正統政府の天猫院を下して、新政府を樹立している。
太ミフネ級大陸艦・国鈴（クニツカミ）を所有している。このため、救世旅団以外の人間からは単にクニツカミと呼ばれることの方が多い組織である。
主なメンバーに“犬参謀”インクリート＝ウェル＝スティルキア、“機械仕掛けの”サツリク、“長靴履いた”セシル＝ナーラ＝ファルダがいる。


●ホウレイジュの根元から、大陸の円周上まで
タカマガハラと呼ばれる平野。
アルトルネコに住んでいる人々は、ほとんどここで暮らしている。
アルトルの教えにより動植物に敬意を表し、自然を愛好している。
だが、最近はサンサ＝アムリによりアルトルは滅びる大陸を見捨てて逃げ出したという情報が流されており、アルトルに対する信仰心は失われつつある。
現在、救世旅団に入団する若年世代が後を絶たない。レムオンの弟のセシル＝ナーラ＝ファルダもその一人である。


●奈落海アビス＝ブルー
アルトルネコの星の地表をすべて飲み込んだ奈落の海。
無数のデーモンが海から大陸を目指して飛ぶが、辿り着く者が少ないことは幸いしていた。
しかし、現在は大陸が下降しつつあり、到達するデーモンの数が急速に増えている。
ヘルヘイムの一部がアルトルネコに現れたのではないかといわれているが、定かではない。